ブッチ・キャシディ 最後のガンマン

日本未公開の映画には意外な名作があるので常に興味を持っています。私は西部劇が好きなので様々な作品をコレクションしてきました。特に現代の西部劇は洗練されていて内容も充実しています。私は完成度の高い映画が最高の気分転換だと思っています。そして、『ブッチ・キャシディ 最後のガンマン』という映画は現代の西部劇の中では異色の内容です。

『ブッチ・キャシディ 最後のガンマン』はある名作映画の続編になっています。私は実在したというブッチ・キャシディに強く惹かれています。ブッチ・キャシディは強大なギャング団のメンバーであり、かつての西部を荒らした実際のガンマンです。本作ではそのブッチ・キャシディが年老いた姿で登場するという異色の内容を扱っています。実際のブッチ・キャシディは南米で若くして死んだという記録があります。本作はもしブッチ・キャシディが生きていたらどうなったのか、という破天荒なテーマを題材にして開始します。

私はこれまでに何作も西部劇を見ているので構成にも詳しいと思います。『ブッチ・キャシディ 最後のガンマン』は過去の名作西部劇を踏襲したような内容で良いです。しかし、アメリカン・ニュー・シネマ的な悲劇的な雰囲気が漂っている部分も感じられます。これは前作『明日に向かって撃て』の影響が強いですが、中でもブッチ・キャシディの過去への回想はそのムードをより強烈にしています。本作では彼が南米でどういった生涯を送り、何を得たのかというのがテーマになっています。実際のギャングに悲劇的な結末が待っているように、ブッチ・キャシディの人生も誰かに追われ続けているのです。

私は『ブッチ・キャシディ 最後のガンマン』を見た後に深い感動に襲われました。この映画は終わったと言われる西部劇への皮肉な挑戦です。そして、その西部劇が過去の歴史の中でどう変化していったのかを知ることもできます。私は本作を見て実在した西部の人間に興味を持ちましたし、西部劇というジャンルがまだ名作を生み出せるのだという事実を確認しました。

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